- かわら
- I
かわら(副)堅い物が触れ合って発する鈍い音を表す語。II
「甲(ヨロイ)に繋(カカ)りて~と鳴りき/古事記(中)」
かわら【河原・川原・磧】〔川原(カワハラ)の転〕(1)川辺の, 水が枯れて砂や石が多い所。(2)京都の賀茂川の河原。 近世は多く, 芝居などのあった四条河原のこと。IIIかわら【瓦】〔梵 kapāla から生じた語という〕(1)粘土を一定の形に焼き固めたもの。 多く屋根を葺(フ)く材料とし, また地面にも敷く。 中国から寺院建築に伴って伝来した。 現在ではセメント・ガラス・金属などを原料としたものもあり, 和型と洋型がある。 鬼瓦・丸瓦・平瓦・軒(ノキ)瓦・鐙(アブミ)瓦など。(2)(玉に対して)価値のないもの。 がらくた。⇔ 玉IVかわら【骨】ほね。 特に, 頭蓋骨。 また, 膝蓋骨。 [和名抄]
Japanese explanatory dictionaries. 2013.